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須磨の海釣り公園

須磨海釣り公園は昭和51年4月に全国の釣り公園のさきがけとしてオープンし、公立の海釣り公園の中では日本では最大の規模を誇っています。

海岸から沖合い400mに突き出た長い桟橋の先端部に、100m四方の四角形の釣り台があります。
潮通しは明石海峡の潮流が活発に流れ込むためとても良く、たくさんの魚礁を投入して施設全体を巨大な漁礁化したために魚影の濃さでは群を抜いています。

釣り台と渡り桟橋が連結している部分には休憩室と避難所を兼ねた管理棟があり、釣り具・エサ・氷といったものの販売や、軽食コーナーもあり、公衆電話・トイレも完備している近代施設です。
1月中旬からの厳寒期はさすがに釣りは困難ですが、それ以外であれば年中釣りものは多く、様々な回遊魚も多くまわってきます。
特に春先はアイナメ・カレイと根魚を狙い、夏場はチヌやタコ・そして夜のタチウオ、秋はサビキで釣ることのできるアジなどの小魚やツバス・ハネ釣りと多種多彩です。

人気のある一番沖合いの第2釣り台から、この釣り場独特のとても大きなウキを潮に合わせて流しています。
シラサエビを撒いて釣るハマチ・ハネ狙いは特に有名であり、釣り場を常連が陣取っており、まれに大きなマダイがあがることもあります。
(満ち潮時には西側で、引き潮時には東側で竿を出すと効果的に撒き餌を使用することが可能です)

水深は平均13m前後であり、しかも潮流が速いため投げ釣りの場合は25号以上のオモリが不可欠であり、道糸は細目にすべきです。
ズボ釣りでも3??10号の中通しオモリをあらかじめ準備しておき、潮流に合わせて最適なサイズを使いましょう。

アクセス方法ですが、山陽電車須磨浦公園下車し徒歩5分くらいです。車であれば阪神高速若宮出口から国道2号線を西へ約3kmすすみます。駐車場は須磨浦公園駐車場を利用しましょう。
しかし、利用台数は少ないため、電車の利用をおすすめします。

開園時間は4月??10月末は6??21時、11月??3月末は7??17時となっています。火曜は休園です(ただし、祝日は開園)。
料金は基本料金(4時間)大人1200円、子供700円で、割増釣り料は一時間あたり大人300円、子供170円となっています。
エサは生きエビ、虫エサ、冷凍エサが常備してあります。

公園内には「海洋放牧場」と称した巨大なイケスの釣り堀もあり、そこにはマダイ・イシダイ・チダイ・ハマチ・グレといった魚が放流されており、誰でも簡単に釣り上げることが可能になっています。
しかし、ここで釣った魚には時価で買い取るというシステムとなっているので注意しましょう。

★ 釣りの仕掛け

釣りの仕掛けは、釣りたい魚の種類によって変わります。竿に釣り糸、オモリ、ハリ(針)などが使われます。

ウキ釣り仕掛けは、道糸にウキをつけたもの。ウキのつけ方には、固定仕掛けと遊動仕掛けとあります。

サビキ釣りは、竿に長いハリス(鉤素)をつけ、それに多くの擬餌バリをつけて釣る仕掛けです。サビキ釣り仕掛けで釣った魚をエサにした、ノマセ釣りという仕掛けもあります。

掛け釣りは、餌をつけないで、掛け針だけで魚を釣る仕掛け。

胴突き仕掛けは、道糸の先におもりをつけ、途中の糸のところに何本もかぎをつけたもの。

釣りといっても、世の中には、インターネット上で詐欺の一種であるフィッシングもあります。仕掛けにひっかからないよう、変なえさには注意したいものです。



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