ブランドデザインが会社を救う! (ダイム・ブックス)
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ブランドデザインが会社を救う! (ダイム・ブックス)
ボブ スリーヴァ
定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 189705位
おすすめ度:
発売日: 2005-09
発売元: 小学館
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
モノづくりの本質を見直すことからブランドづくりが始まる
20年以上も日本に住むマサチューセッツ生まれのデザイナーである著者が、「日本のメーカーに贈るエール」とも言うべき本。
日本のメーカーが経験してきた、「単にいいものを作れば成功する時代」は20世紀に終わった。日本メーカーの持つ素晴らしいモノづくりの能力と実績を活かして、モノに語らせることにより、+αであり21世紀を生き残るキーとなる「ブランド」をつくって行かなければならない、と説いている。
そして、「以前のブランドが『飾りたてる』意味だったのなら、これからのブランドは『本質に還る』。」-ブランドづくりは、(自社の)モノづくりの本質を見直すことから始まると言う。
オリジナルの取材とビジュアル素材を豊富に使って、成功事例を紹介してくれており、直感的にわかりやすいが、これまでにブランド論を囓った人にとっては、「プロダクトブランド」や「コーポレートブランド」など独特の定義をしており、戸惑いを感じる部分が若干あるかも知れない。
ブランドをつくるということは、イメージづくりではなく、自社のモノづくりの本質から発露される、モノそのもの、技術そのものに基礎を置くべきと言うのは、「輸入モノでない、日本企業らしい」ブランディングを定着させていくためには、非常に重要な視点であると感じた。