ブランド・デザイン―アメリカ・トップデザインオフィスによるデザイン戦略の手法
こんなの見つけましたよ!!
ブランド・デザイン―アメリカ・トップデザインオフィスによるデザイン戦略の手法
定価: ¥ 2,940
販売価格: ¥ 2,940
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おすすめ度:
発売日: 2005-03
発売元: 美術出版社
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ブランドのコーチングってあるんだ!
~この本の最後の章に出てくる、サンフランシスコのニュートロンLLCがやっているブランドセミナーの話がとっても面白かった。デザイン会社をやめて、ブランディング教室をやっているなんて、ずいぶんと勇気のいる決断だったなと思います。30分でブランドを作る課題では、受講生のGAPとか、Yahoo!とかのブランディングの担当者が膝をつき合わせて、うん、うん、う~~なるシーンを想像すると、まるで、呉越同舟というか、その場に居合わせてみたかったです。ブランドってみんなで作るものなんですね。そう、そう、AIGA(アメリカグラフィックデザイン協会)のサイトを見ていたら、このニューマイヤーさんって、委員会のメンバーなんですね。なかなか影響力のある人だと思いました。~
これがホントのブランディングデザイン
デザイナーが直接、企業と向かい合うということ。
それは逆に言えば、企業が直接、デザイナーと向き合うということ。
かつてからアメリカのデザインってどこか説得力があるなと思っていましたが、それはデザイナー側と企業側がそれぞれの立場や役割を理解し、対等な立場からコラボレーションすることで生まれるのだと、再認識させられました。
著名デザイナーが創り出す独創的なデザインもさることながら、彼らのブランディングへのアプローチを垣間みることができ、これからデザイナーと一緒にうまく仕事をしていく方法がなんとなくわかった本です。
是非ヨーロッパ編も見てみたいです。
有名デザイナーも悩んでいるんだ!
~アニュアルレポートのデザイナーで世界的に有名なサンフランシスコのビル・カーンの記事が、すごく面白かった。CNNのトーク番組にゲスト出演するほど超有名なクリエイターなのに、「経営者はデザインにあんまり興味ない」っていうコメント。彼らも苦労しているんだなって妙に共感してしまいました。それとか、充分な情報がなかなか出してもらえず、必死になっ~~て資料を探す新人デザイナーとか、なんだ、日本と同じなんだなって思いました。クリエイターの生のワークスタイルや、制作に対する息づかいが伝わってくるようで、グラフィックデザイナーとして、とても刺激になりました。~