年金をとりもどす法
こんなの見つけましたよ!!
年金をとりもどす法
社会保険庁有志
定価: ¥ 735
販売価格: ¥ 735
人気ランキング: 71574位
おすすめ度:
発売日: 2004-12-18
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
暴露本としては楽しめる
社会保険庁の職員が執筆しただけのことはあり、内部事情が赤裸々に語られていて、それなりに興味深い。
「暴露本」としては、楽しめる内容である。
また、一定額を最低保障年金として全員に一律支給し、さらに、所得比例年金として保険料を納めた期間分だけ上乗せ支給する、という年金制度改革私案は、シンプルでとても良い。
「年金指南本」としては、受給資格期間と被保険者期間を混同していると思われる記述や、制度変更に追いついていない部分があるなど、質が高いとは言えず、初心者が鵜呑みにするのは危険である。
だが、この記述は間違っているのではないか?という疑問を持てる程度の知識がある人であれば、参考になる部分も多く、一読の価値はある。
全体としては、キャリア官僚や組合への批判が何回も繰り返されており、まるで、酒の席で会社や上司へのグチを聞かされているようで後味が良くない。
外部の者からみれば、著者が批判している「年金官僚」も著者自身も、厚生労働省(社会保険庁)という会社の同じ従業員あることに変わりはなく、当事者意識に欠けているのではないか、という印象はぬぐえない。
もしも続編を書くのであれば、辟易させられる官僚批判と中途半端な年金指南は省略し、現行年金制度を詳細に検証したうえで年金制度改革私案を提示する「改革提案本」としてほしい。
年金に詳しいだけでは書けない内容
社会保険庁の内情を知っている人でないと書けない内容です。
その後の続編を出して欲しいと思う。社会保険庁の反応とか知りたいよ。
誰か他のレビューで、印税を貰う前に自庁のwebサイトに公開する方が、、、云々が出てい たけど、、それで解決するなら、この本が出た後も、個人情報を漏らしたとか、国民年金保 険料免除の不正処理問題とか起きないでしょう。幹部が腐っているから患部を取り除くしか ないでしょう。村瀬長官になってからはこの本の著者のような職員は処分ものだそうですよ
マスコミに訴えるのが一番だな。内部で浄化できない組織は外に膿を出すのが一番でしょ う。
プロも勉強になります
驚きました。
複雑怪奇な年金をこれほど簡潔に書くことができること自体、奇跡というほかありません。
プロの社会保険労務士も脱帽です。
特に、「厚生年金に加入していない会社で半身不随に。障害厚生年金は出るか」との問いに明快に回答されているのは、“あっぱれ”です。
ただし、やはり年金の基礎知識がなければ、読みこなすのは難しいかもしれません。
ということで、☆☆☆☆(星4つ)です。