シャネル
こんなの見つけましたよ!!
シャネル
藤本 ひとみ
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 126510位
おすすめ度:
発売日: 2005-11
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
面白い事は面白いです
しおり要らずで、あっという間に二時間ほどで読めました
すごく読みやすいし、面白かったのですが、読み終わると
「あれ・・・最初の方で結構重要だった人が、なんか後半でいつの間にか死んでたな・・」
「『彼とはこんなに深い付き合いだったのに』って言うけど、
なんかあっという間に付き合って別れた感じなんだけど」
という風にいろんな所に少し描写の物足りなさを感じました
基本的にシャネル自身を中心に据えた小説なので、
シャネルのもとを離れた人は、急に扱いがぞんざいになるのも仕方ないのかもしれませんが。
シャネルの心理についてはとても面白く読めたので、
出来れば上下巻くらいのボリュームで読んでみたかったですね
概要を知るのにはいいかも。
シャネルの一生を物語風に書いた伝記。
ただ、参考図書などの一覧が掲載されておらず、
作者の後書きも無いので、キチンと裏づけを取った取材なのかは不明。
また文章が稚拙な部分が多いので、途中で飽きてくるかも知れません。
本格的にシャネルの事を知りたい、調査したい方は他の本を読んだほうがいいでしょう。
浅い・・・
藤本ひとみ。
私は思春期に彼女のベストセラー小説、コバルト文庫の「マリナシリーズ」のファンでした。
シャネルという女性が憧れの存在でありながら、彼女の歴史や人となりを知らなかったので
いつか勉強しないと、と思っていたら、この本があったので藤本先生を懐かしく思いながら
ためらわず購入しました。
全体的に浅い!シャネルの人物像の描き方もそうだけど、物語の進めかたもなんらコバルト文庫の時と変わってないのですね。
単に取材してダラーっと書いた感じです。
本人なりには幾多の試練というメリハリをつけたつもりでしょうが、なんかお決まり。
ワクワクするどころか、人間的魅力が描けていないので応援する気にもなれないのです。
単に彼女が屈することを知らないデザイン力に長けた野心家、という像しか浮かんできません。トラブルがあったら「私はこんなところで終わる人間じゃないのよ!」
なんか言葉の使い方とか、なつかしのシドニイ・シェルダンの翻訳本ぽいのです。
女性の生き方の参考に、というつもりでしょうが、何も参考にならないと思います。