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人気ランキング: 70577位 |
定価: ¥ 735 |
販売元: 講談社 |
発売日: 2004-12-18 |
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暴露本としては楽しめる |
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社会保険庁の職員が執筆しただけのことはあり、内部事情が赤裸々に語られていて、それなりに興味深い。
「暴露本」としては、楽しめる内容である。
また、一定額を最低保障年金として全員に一律支給し、さらに、所得比例年金として保険料を納めた期間分だけ上乗せ支給する、という年金制度改革私案は、シンプルでとても良い。
「年金指南本」としては、受給資格期間と被保険者期間を混同していると思われる記述や、制度変更に追いついていない部分があるなど、質が高いとは言えず、初心者が鵜呑みにするのは危険である。
だが、この記述は間違っているのではないか?という疑問を持てる程度の知識がある人であれば、参考になる部分も多く、一読の価値はある。
全体としては、キャリア官僚や組合への批判が何回も繰り返されており、まるで、酒の席で会社や上司へのグチを聞かされているようで後味が良くない。
外部の者からみれば、著者が批判している「年金官僚」も著者自身も、厚生労働省(社会保険庁)という会社の同じ従業員あることに変わりはなく、当事者意識に欠けているのではないか、という印象はぬぐえない。
もしも続編を書くのであれば、辟易させられる官僚批判と中途半端な年金指南は省略し、現行年金制度を詳細に検証したうえで年金制度改革私案を提示する「改革提案本」としてほしい。 |
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年金に詳しいだけでは書けない内容 |
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社会保険庁の内情を知っている人でないと書けない内容です。
その後の続編を出して欲しいと思う。社会保険庁の反応とか知りたいよ。
誰か他のレビューで、印税を貰う前に自庁のwebサイトに公開する方が、、、云々が出てい たけど、、それで解決するなら、この本が出た後も、個人情報を漏らしたとか、国民年金保 険料免除の不正処理問題とか起きないでしょう。幹部が腐っているから患部を取り除くしか ないでしょう。村瀬長官になってからはこの本の著者のような職員は処分ものだそうですよ
マスコミに訴えるのが一番だな。内部で浄化できない組織は外に膿を出すのが一番でしょ う。
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プロも勉強になります |
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驚きました。 複雑怪奇な年金をこれほど簡潔に書くことができること自体、奇跡というほかありません。 プロの社会保険労務士も脱帽です。 特に、「厚生年金に加入していない会社で半身不随に。障害厚生年金は出るか」との問いに明快に回答されているのは、“あっぱれ”です。 ただし、やはり年金の基礎知識がなければ、読みこなすのは難しいかもしれません。 ということで、☆☆☆☆(星4つ)です。 |
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年金についての仕組みが完璧ではないですけど、わかりやすく書いてあります |
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中々面白かったです!年金の運用の悪さと言うものがわかります。ずばり、そのことについて語ってもらっている本です。後、値段も中々安くていいですね!仕組みをしらないと貰えるものももらえなくなってしまいます。また、無駄に支払っているかもしれません。 |
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親切な本。でも年金に裏技ってのはどうも… |
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「何年以上保険料を払う」とか「何歳未満は該当しない」など、大切な点が繰り返し書かれています。だから、自分に関係する記述を見落としたとしても、あとでまた見つけることができます。これを面倒くさがらずにやってくれた著者は、親切ですね。 ただ、この本に列挙される合法的なテクニックが、裏技になってしまっている現状は残念と言わざるを得ません。「知る人のみ得をする」ってのが、新車購入とか金融商品ならともかく、社会保障制度それも全国民が関係する年金ですからねえ。社会的弱者にこそ分かりやすくあってほしいのに、窓口の職員もよく知らないことが多すぎて裏技になっちゃんてるんでしょうか。 M生命保険会社が、契約者にいい加減な説明をした結果、苦情が寄せられて2週間の営業停止になりました。この采配を社会保険庁や社会保険事務所にも適用すればいいのに。 |
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