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人気ランキング: 119613位 |
定価: ¥ 3,990 |
販売元: 東洋経済新報社 |
発売日: 2000-10 |
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今の常識は昔の異端児 |
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まず表紙の星条旗を見て「何だこれは?」と思ってしまったが
読んでみると内容は濃密で表紙とは裏腹に非常にまじめな1冊である。
読んでいるとアメリカと日本での違いはあるが学ぶべき部分は多い。
そんな中で日本について考えるとバンガード社のような
本当に投資家のために運用してくれるファンドは皆無なんじゃないかと
良い意味でも悪い意味でもアメリカの資本主義は羨ましくも思う。
P.334にて
「インデックスファンドが退屈なのは十分承知している。それは人目を引くものではないし、ニュースにもならない。
インデックスファンドのマネージャー達は愚か者ではないにしてもそれほど才能があるわけでもない。
そして何よりもインデックスファンドは(市場平均を上回ることはない)のである。」
そこには一見、自分等の行動を自虐的に言っているようにも見える。
ただ自嘲気味に表現している消去的運用に揺るぎない信念も見え隠れしてもいる。
何気なくそこに書いてあり、別にここを強調してもいない。
しかし自分にとってここが一番好きなフレーズですね。
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長期投資の王道はインデックスファンドである! |
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著者はかのバンガードグループの創始者のジョン・ボーグル。
終始、インデックスファンドとミーチャルファンドとの比較により構造的に単純で、低い経費率、ローコスト、税効果の面からインデックスファンドの優位性を主張しており、その姿は首尾一貫している。
個人的にはコストの違いが両者の根本的な違いであり、コストを徹底的に排除することが重要であり、それを実践できるのがインデックスファンドであると理解した。
構成は全5部(22章)から成るが、随所にグラフが登場し、文章だけよりも理解を深めているように思う。
ある程度様々な投資を経験された方にお勧めしたい本である。 |
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効率的市場仮説礼賛! |
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本書の著者は、米国バンガード社の創始者ジョン.C.ボーグル氏。
バンガードは投資信託界にインデックス・ファンドを広めましたが、本書もインデックス・ファンドが財産形成の為にいかに優れているかを様々な方面から分析しています。
アクティブ・ファンドは市場に勝てないこと、コスト(税金や回転売買の問題を含む)は投資家にとってネット・リターンに重要な影響を及ぼす要素であること、などなど今でこそ浸透してきた投資の常識を語っています。
最後の方は自社のことに終始していますが、内容が堅くて分厚い本でしたが全頁を通して面白く読めました。
そのまま日本の実情にマッチするとは限りませんが、投資哲学や投資の特性など重要な部分は十分に通用しますし、確定拠出年金を含めて投資信託をやっている方には是非ともオススメしたい一冊です。 |
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わかりました。安いインデックスファンドですね! |
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私事であるが、勤務先の企業年金が確定拠出年金制度に移行する。投資信託について勉強しなければならない。するとどうしてもインデックスファンドの理解が必要である。そしてこの本を読むことになった。
翻訳で量も多いが、投資信託を中心に運用成績の研究に基づいた内容には頷くしかない。インデックスファンドの優位性と、コストが運用成績に与える影響を、さまざまな角度から検証している。
「わかりました。コストが本当に重要です。安いインデックスファンドしかありません。」と言わせたいようである。
読みながら私は、「安いインデックスファンドがいいんでっくす」とか言ってしまいました。確定拠出年金の商品は当然ながらすべてインデックスファンドにします。
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面白いが大変 |
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インデックスファンドの優れている点について,素人にもわかりやすく書かれている.しかし分量が結構あるのできっちり読み込んで理解するのは難しい.「滝に打たれて修行しているようだ」と書かれていた方がおられたが,まさにそのとおりに感じた. |
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