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このページの情報は 2007年9月9日13時11分 時点のものです。
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人気ランキング: 215603位 |
定価: ¥ 1,575 |
販売元: ランダムハウス講談社 |
発売日: 2007-04-21 |
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いたずらに不安をあおることなく書かれている |
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年金について書かれた本は、いたずらに不安をあおるものが多い気がします。
この本は、割と冷静に年金の現状とこれからについて、厚生労働省の資料に基づきわかりやすく記述されていると思います。社会保険庁の問題はそれはそれとして、個人としてどのように年金に付き合っていくか考えていくきっかけを与えてくれました。
年金は世代間扶養の仕組みであり、損得で考えるのはどうかと思う、というのが著者の基本的なスタンスです。
私はまだ20歳代で、年金支給については悲観的に考えざるを得ない世代ですが、この一節を見て、保険料を支払うこと(といっても自分から能動的に納付しているわけではないですが)に諦めがつきました(笑)
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昨今の年金不安の解消に最も貢献するであろう一冊 |
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昨今の年金不安・年金不信の誤解を解消すべく刊行された書としては「年金の誤解」(堀勝洋)が代表的だが、正確性を優先するが故に記述が難解になり、一般市民にとっては却って敷居が高くなってしまった。そのため「年金は難解だ→難解な制度はけしからん!」という負のスパイラルを招いてしまい、誤解を解くはずが逆効果となってしまったのは記憶に新しい。
そんな「年金の誤解」の戦略上の失敗を教訓にしたかのような書が刊行された。サブタイトルの「細かいことはいいから」というのがまさに本書のキモで、分かり易さを重視したレイアウトは「これなら読めそうだ」と気軽に手に取らせる効果大。それでいて内容も正鵠を射る本質的なもので、昨今の年金報道がいかに的外れであるかが実感できる。特に「年金制度が破綻することはないが、年金のしくみを知らないと貴方の老後が破綻するかもしれない」という言葉は重い。また、こうした本を官僚出身者が著すと「体制擁護」と批判されがちだが、著者は市井の社労士なのでそうした不当なバッシングとも無縁。いずれにせよ、官僚や大学教授による著作以上に、年金制度に関する誤解の解消に貢献してくれること必至。まさに"出藍の誉れ"を具現化した一冊といえよう。 |
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画期的な年金解説本 |
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3つの法則による説明の方法が画期的である。
また、年金に関する都市伝説のようなウワサが、
たいてい間違いであることがよくわかった。
年金は決して破綻しないことの筆を尽くした説明は秀逸。
だからといって、今の現役世代の将来不安は払拭できないが。
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