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人気ランキング: 12065位 |
定価: ¥ 1,995 |
販売元: 東洋経済新報社 |
発売日: 2003-04 |
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改めて税金について考えさせられる |
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預金、債権、株式、投資信託、その他もろもろの
金融商品に関わる日本の税制について、著者独特の毒を
ふりまきながらばっさばっさときっていきます。
いやはや、このきりぶりがなかなか新鮮(^^;)
くだけた文体は人によっては不愉快かもしれませんが
私は気軽に読めました。
2003年発行の本なので、今では内容が変わっている部分もあります。
ただ、この本は「全ての金融商品に対する税金の考え方」を
示唆してくれているので、そのエッセンスを真面目に掴むこと
ができれば非常に有用な本ですよ。
「税金の抜け穴」ハウツーを手軽に得るというよりは、
自分で「穴」を探すための基礎力を身につける読み方が
いいんじゃないでしょうか。 |
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手数料と税金がカナメであると説く。 |
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なかなか面白い本である。具体的な数字で、金利だけで計算するレベルのファイナンス的手法ではどうして儲からないのかを教えてくれる本。要するに
1)「取引」の度に手数料がかかり、この手数料経費を越えるほどの利益を出すのは結構大変だある。
2)また収益が出たら出たで、今度は税金がかかる。株と不動産は期を越えて損益を相殺できるので、資産運用には有利である、の2点を教えてくれる本。
本書の内容は、本来は中級以上のファイナンスで学べるものだが、数式が嫌いという人には本書はお奨め。
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「まさに近視眼的税制!!」 |
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優秀だと言われる官僚が創ったこの複雑怪奇な日本の税制
の目的は、「税を知ろう」とする気持ちを削ぎ、「税に無関心」な
国民を増やし、徴税を容易にすることにある・・・
税を知れば知るほどそんな思いが強くなる。
この本の特徴は、税体系の事実を淡々と説明するだけの本とは異なり
どこがおかしいのか、どうしてこうなってしまったのか、どうすれば
投資家が有利になるかを解説している、投資家にとっての税の実用書
である点だろう。初めて税に触れる人には簡単とは言えないが、
投資に興味があれば一読しておいて損はない。
思わぬ損を避けるためにも税金には敏感になっていたい。
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個人投資家に不利な税制 |
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言われるままに今まで税金を払ってきたが、、この本を読むといかに個人投資家に不利な税制になっているのか理解できた。個人投資家が利益を出しにくい事も個人投資家が少ないのも納得。気にも留めなかったが、キャピタルが損でもインカムにはきっちり税金がとられるし、損益の通産もできない。のは個人だけだったとは、企業の場合は、損益通算ができるとは、、少し立腹。 この本には、税金について常日頃疑問に思っている事が簡潔にかかれており、 役にたつと思う。契約型投信と会社型投信、ETF、リートの税金の違いを理解できると思う。そして、投信の選択においてもこの事をしる事で助けになるであろう。債券のついても触れられており、オーバーパーの債券を個人は買うなと忠告してあるが、、これも税制の仕組みが理解できれば、納得。 今まで複雑で理解できなかった、税金の事がこんなにも理解できる本に出会えるとは夢にも思わなかった。非常に勉強になった。読んで良かった一冊である。 |
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税金と投資商品、会社と株式など、グラフと表を使って分かりやすく学べる。 |
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2003年出版のため、株式の税制については、古い内容になってし まっている。 しかし、それ以外の税金や負債と資本の違いなどの記述は分か りやすい。架空の会社「さる」を持ち出して、B/Sを分析して いるところは、なるほどと膝をうった。 出資者:信長君(Equity)資本 債権者:家康君(Debt)負債 経営者:秀吉君 とそれぞれの役割と、リスクとリターンを記述している。 外貨預金と外貨MMFの違いなども詳しく書いてある。簡単そう なのだが、かなり専門的な書籍なので、この手の本が始めての人は 途中で挫折してしまうと思う。私も、それなりに金融の知識がある のだが、7割は斜め読みで飛ばしてしまった。それでも、ところど ころに分かりやすい記述があり、役に立つ。 |
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